清水総合開発では、
ESG《環境(ENVIRONMENT)・社会(SOCIAL)・ガバナンス(GOVERNANCE)》を
事業施策、働き方改革や社会貢献など様々なかたちで取り組んでいます。
ENVIRONMENT
環境
清水総合開発では、
先端の省エネ性能を有する建物の開発や再生エネルギー電力の活用など、
地球環境に配慮したサステナブル社会の実現に向けた取り組みを推進しています。
新しい省エネ規格基準
「ZEH-M Oriented」の採用
「VIEQU」シリーズの分譲マンション開発事業において、省エネの新しい規格基準である「ZEH-M Oriented(ゼッチ・マンション・オリエンテッド)」の採用をはじめました。
第一弾として「ヴィークコート京都高辻通(仮称・2024年10月竣工予定)」への採用を決めています。
「ZEH(ゼッチ)」は「Net Zero Energy House」の略称で、住宅の中で一年間に消費される一次エネルギー量を正味ゼロまたはマイナス値にするための住宅設備・仕様に関する基準です。
その中で「ZEH-M Oriented」はマンションなどの集合住宅に適用される規格で、住棟全体で正味20%以上の省エネを実現する基準となっています。
脱炭素ソリューション
「スマートエコエナジー®」の
導入
オリナジル賃貸オフィス「VPO」シリーズでは、スマートエコエナジー社が提供する脱炭素ソリューションサービス「スマートエコエナジー®」を採用し、グリーン電力証書を活用した太陽光発電による再生可能エネルギー発電の有効利用等、建物省エネ制御等の最適なビルマネジメントの支援を受けて、建物に環境の付加価値を与えています。
「VPO京橋イースト(2020年1月竣工)」や「VPO京橋宝町(2023年10月竣工)」で導入しています。
太陽光発電や風力発電など、再生可能なエネルギーによる電力と課題解決型の脱炭素ソリューションを組み合わせた電力供給システムです。
※「スマートエコエナジー®」は清水建設の登録商標です。
PM管理物件でペットボトルの
「ボトル to ボトル」
水平リサイクル導入
清水総合開発がPM管理を行う「シーバンスS館(東京都港区)」では、サステナブル社会への貢献が期待される、ペットボトルの「ボトル to ボトル」水平リサイクルを推進しています。
「ボトル to ボトル」水平リサイクルとは、回収した使用済みペットボトルを、新たなペットボトルに生まれ変わらせるもので、従来のカスケードリサイクルと比較して高品質かつ環境負荷の低いリサイクルを実現します。
「ボトル to ボトル」水平リサイクルは、サントリーグループが協栄産業(株)と2011年に日本で初めて構築した「メカニカルリサイクル」システムで、使用済みペットボトルを、新たなペットボトルに生まれ変わらせるものです。石油由来原料を使用する場合に比べて、CO2排出量は約60%削減できます。
ペットボトルを再生原料に加工して様々なプラスチック製品にリサイクルするが品質の低下や環境負荷が問題
回収した使用済みペットボトルを「ボトルtoボトル」水平リサイクルできるリサイクラーで処理することにより、何度も資源を循環させることが可能
GOVERNANCE
ガバナンス
清水総合開発では、全従業員が行動規準ハンドブックを携行しています。
これには社是や行動規範など、当社におけるコンプライアンスの基本方針・推進体制等が掲載されています。
清水総合開発は、清水建設と同じく渋沢栄一翁の教えである「論語と算盤」を社是としています。
「道徳と経済の合一」といって、道理にかなった誠実な事業活動によって社会に貢献し、結果として適正な利潤を頂き社業を発展させることを目指しています。
ここには法令等遵守だけでなく、コンプライアンス遵守として「論語と算盤」の精神に即した事業活動をすることが明記されています。
清水総合開発は事業部門として「レジデンス事業」「アセット事業」「PM事業」の機能別に3事業あり、全社的な経営管理機能がある「管理本部」と合わせた計4本部体制で構成されています。
清水総合開発は当社行動規範に基づき、年に1度コンプライアンス研修を全従業員に実施しています。
また、コンプライアンス遵守の一環として各種規程および基本方針・指針を策定し、社内体制の整備を行っています。
- 内部統制システム整備の基本方針
- コンプライアンス規程
- 職場におけるハラスメントの防止に関する規程
- 内部通報規程
- リスク管理規程
- 個人情報・特定個人情報保護指針
- 賄賂防止規程
- インサイダー取引防止規程
SOCIAL
社会
清水総合開発では、暮らす人や働く人がすこやかであり続けられるように
建物のデザインから空間設計、使いやすい設備へのこだわり、
建物価値の保全など多角的な視点で「建物づくり」に取り組んでいます。
きめ細やかな女性目線を
空間づくりに反映
都市空間開発プロジェクト
「ヴィークKOMACHI」
「ヴィークKOMACHI(コマチ)」とは、清水総合開発で活躍する女性社員が集結し、女性目線で快適な空間づくりを支援するプロジェクトチームです。
一級建築士や様々な分野のメンバーが在籍し、建物外観・インテリアデザインや仕様決めのみならず、女性らしいきめ細やかな観点から、快適で使い勝手の良い住まいやオフィスを提案しています。
女性目線で暮らしやすさを追求。
ヴィークKOMACHIは、企画段階から参加し、家事効率の高さや心地良さ、美しさなど、住まいに求められる様々な要素を女性の目線から検証して提案します。
事業担当者とともに、その住まいに暮らす家族構成やライフスタイルなどを想定しながら、水廻りの形状や動線、収納の大きさ・レイアウトなどを議論。
快適な住まいを議論・提案します。
女性ならではの気づかいや
快適さを導入。
ヴィークKOMACHIの活動範囲はオフィス空間にも広がっています。
オリジナル賃貸オフィス「VPO」シリーズでは化粧直しがしやすいパウダールームを企画するなど、女性ならではの気づかいにあふれた設備や空間設計を積極的に導入し、女性が働きやすい職場環境を実現しています。
子どもを守る、
安全な住まいづくり
当社独自の「計画標準」
清水総合開発が開発する建物は厳しい独自基準を定めています。
住まうお客様のことを常に考え、より安全により快適に過ごせるよう考慮しています。
マンションのバルコニーをより安全なものにするため、手すりの位置を建築基準法の定めより10cm高く設定し、手すり形状にもこだわっています。
清水総合開発では、
「働きがいのある人間らしい仕事」を目指して社内環境の充実や制度の整備を進めています。
全従業員が公平な権利に守られ、生産性の高い仕事に取り組めるように
様々な視点で「環境づくり」に取り組んでいます。
様々な働きやすい環境を実現
様々な制度を導入
通勤ラッシュ回避のためのオフピーク通勤、7月から10月の間で時期を選べるスライド夏季休暇、在宅勤務制度等、働きやすい環境のため、様々な制度を導入しています。
毎日新鮮な職場環境
様々なデスク空間を組み合わせたフリーアドレスです。
人とのコミュニケーションを大切にしつつも、時には集中して業務に取り組みたい…等々、その日のコンディションや業務内容に合わせ働く環境を選べます。
ディーセントワークの推進
清水総合開発は子育てサポート企業として、厚生労働大臣が認定している「くるみん認定」を取得しています。
従業員一人ひとりが、ジェンダー(男女)に関わらず能力を最大限に発揮して活躍できるよう、環境づくりを進めています。
全従業員がいつでも
最新知識を学べる環境づくり
「全社共通研修プログラム」は月2回程度実施しており、市場調査、不動産取引、建築知識や法務・財務など様々なテーマで実施しています。
全従業員がそれぞれの経験や知識に合わせて、自由に受講することができます。興味のある知識を身に付けたり、将来携わりたい業務に関連する研修に参加する若手社員も多くいます。
「ディーセントワーク(decent work)」とは、日本においては「働きがいのある人間らしい仕事」と訳され、「生きがいを持って安心して働ける環境づくり」という意味が込められている言葉です。1999年に開催された第87回ILO(国際労働機関)総会において、フアン・ソマビア事務局長(当時)が提唱しました。